◆ Middle 05 ◆ 探索という名の物色
GM:では、改めてこの部屋のシーン。部屋にはインプの死体が転がっている。で、横と奥とに扉がひとつずつあるね。
ルーカス:ドロップ品はすみませんでした……orz
GM:部屋の床は、なんだか乾燥して粘着力のなくなったテープみたいな感じになってる。
ノック:パリパリ?
テンスリット:冒険者ホイホイ……。
ルーカス:確かトラップを解除したんだよね? 粘着(少し考えて)……あ、まさか鳥もち!?
GM:うん。当たってる。トラップの鳥もちだ。発動中、鳥もちに乗ってる……エンゲージしてる間あらゆる判定のダイスが2個減少する。飛行状態なら無効。
フィル:だから《飛行能力》をもってるインプだったのかー。
テンスリット:おお、こわいこわい……。
ルーカス:「こりゃすごい……。テンさまさま、ってことだね」
GM:解除してなかったら苦戦したんだろうなー。惜しいなー(棒読み)
ルーカス:そんな状態で攻撃があたるかっ!?(笑)
ノック:「gkbr」
テンスリット:「蹴ったかいがあったよ!」
フィル:「しかし、樹の中にこんな罠を仕掛けるなんて、自分たちのことを考えてないんですかね」
ルーカス:「だからこそのエレベータなんじゃない?」
GM:そうそう。解除装置もエレベーターもあったじゃん。
フィル:考えてみてよ。上に詰めてるだろうヤツらがここで戦うことになったら、飛んでないヤツざまぁ(笑) 状態じゃない?
GM:そんなもん、扉を開けてトラップの向こうから。
ルーカス:いやらしい(笑)
ノック:ヒィィ。GMはエロイなぁ。
えげつない、ろくでもない、いやらしいの略らしい。
フィル:^q^
GM:んで、先に進めそうなのは横の扉と奥の扉でございます。横の扉は鍵がかかってるみたいだね。
ルーカス:下(奥)の扉は?
GM:奥には鍵はないね。
レオ:「鍵のかかった方が気になるな」
フィル:「では、横の部屋に行ってみましょうか」ところで鍵の種別は?
GM:鍵Aです。解除できるしぶっ壊すこともできる。解除値は13。
ルーカス:「テン、とりあえずトラップを調べてくれる?」
テンスリット:「おっけおっけ、任せてー!」
ノック:「テンさん大活躍!」
テンスリット:トラップ探知でいいんだよね?
GM:そうだね。
ルーカス:おねがいしまーす。
テンスリット:とう! (コロコロ)……3個振って2ゾロ!? ……12。
フィル:今日一番の美味しい目です。
GM:フェイトで振りなおす? 通し?
テンスリット:んー、これからフェイト使う機会あるかな? 今使っておいたほうがいいかな?
GM:敵の攻撃を避けたり、余らせてドロップ品につぎ込んだり、くらいかな?
テンスリット:(少し考えて)よし振りなおそう!
ルーカス:蒼羽さんセッション初めてだしね。実際に使ってみるって意味でも1回くらい使ってみてもいいと思うよ。
レオ:まだ5あるしね。
テンスリット:よし、振りなおして今度こそ! (コロコロ)よし、17!
ノック:おお、出目が上がった。
ルーカス:しかも悪くない。
GM:おお、では分かる。ドアのノブをひねると針が飛び出るようになってる。
テンスリット:わーいやったね! 「針……?」
ルーカス:針!?
GM:毒針ですな。解除値は13。
レオ:罠あったんだ(笑)
ノック:「壊したほうが早いですかねぇ」
GM:発動すると【敏捷】判定を要求し、失敗するとダメージ1D6のHPダメージです。
フィル:「おぉこわいこわい(きめぇ○風に)」
ルーカス:「テン、解除できる?」
テンスリット:「よーしまかせておいて、また蹴ってでも解除するよ!」
GM:鍵、毒針それぞれに解除が必要だね。まあ、鍵は壊してもいいけど。解除値はどちらも13。
ルーカス:蹴ったら針が飛んじゃう飛んじゃう(笑)
テンスリット:じゃあ毒針の方をトラップ解除! ……5+3D6で15!
GM:おお、解除した。
ルーカス:「じゃあ、鍵はボクが壊すよ」
GM:んじゃあ、命中判定とダメージを。
ルーカス:はーい。(コロコロ)……ファンブルはなし、と。ダメージは13+(コロコロ)……10! 23点!
ノック:目がいい(笑)
GM:バキャ、と鍵は破壊された。
レオ:「2人とも、ナイスだ」
GM:開けてみるかい? と一応聞いてみる。
ルーカス:「じゃ、中へ行こっか」
レオ:「せっかく解除したしな」
ノック:「wktk」
テンスリット:「なにかあるかなー?」
* * *
GM:では。その小部屋に入ると、中には足の踏み場もないほどに物資が積まれている。ほとんどはモンスター用の武器の類みたいだ。
レオ:倉庫的な?
GM:だね。他には防具やら、薬品っぽいのやら、食料らしきものやら。
ノック:「ここは倉庫みたいなものですかねぇ。薬品(ポーション)が!」
GM:あさってみるかい? 君たちにも使えそうなものもありそうだけど。
フィル:「さて漁りましょう。やれ漁りましょう」
ノック:「妻が言っていました、民家の壷と箪笥はあさるものだと」
ルーカス:もちろん! 冒険者の権利だからね。……って違う! 民家じゃないぞ!?(一同笑)
レオ:さすが奥さん。
テンスリット:奥さんきた(笑)
GM:雄雄しいですフィルさん。奥さんは勇者だったんですねノックさん。
ルーカス:もう奥さんって言えば何でもいいと思ってるだろお前(笑)
GM:んでは、みんなでごそごそあさってみると、いくつか役に立ちそうなものが見つかる。
ノック:わぁい。判定とかはいらず?
GM:ここは特に判定無しだね。HPポーション、MPポーションが各1本。
ノック:MPポーションキター。
ルーカス:おお。それはうれしい。
フィル:「消耗品はよいですね」
GM:それと、サファイアリングが1個。
ルーカス:おおおおおおー!
ノック:効果kwsk。
ルーカス:忘れた! でも高い! それ売ると高いよ!
GM:補助防具だね。装備すると<水>属性の魔法ダメージに対する魔法防御力が3点増える。
テンスリット:サファイアリングとな? (蒼好き)
GM:爽やかなサファイアをあしらった逸品です。しかし2レベルの装備品。まだ装備できなかったりする。
ノック:属性防御なんて使えn(ry
レオ:ギルドの資金に!!
GM:まあ、買えば400Gもするし、もってて損ないでしょ。
テンスリット:たっかい!
GM:初期所持金の8割だからねぇ。今回の報酬かき集めても1個しか買えないという。
ノック:荷物に余裕がある人が持つんだー。
レオ:ここでそれが手に入るということは、ボスは水属性魔法攻撃をするなんてことないよね……?
ルーカス:いやいや、2レベル装備だから(笑)
フィル:「さて指輪は誰が持ちますか?」
ノック:リーダー管理でいいのではといってみるテスト。
ルーカス:うむ。「ボクがまとめて管理しておくよ」ってことで、所持品にサファイアリングを足したよー。
GM:そして、色々管理してる人がよりにもよって帰らぬ人に……。
ノック:あ、MPポーション飲んでおきたいから今手に入れたのくれると助かるー。
フィル:「私はMPもMPもポーションもってるので、欲しい方に」
ルーカス:じゃあノックにあげるよ?
一同:OK。
ノック:助かるー。ゴクン。(ダイスを振って)4!? ションボリ(笑)
GM:この部屋で拾えるはこんなものですな。武器とかは規格がちがってキミたちじゃ扱えそうに無い。
ルーカス:「あ、フィル。レオさんを回復してあげて。さっき戦ったままここに来ちゃったから」また忘れてたよ。
フィル:「了解、ではレオさん。《ヒール》しますよ」
レオ:「助かる!」
フィル:では魔術判定。……ダイス目1、2!? うお、ファンブル寸前!
レオ:あぶないあぶない。しかし、結構毎回HP減る。《カバーリング》役ってこんな感じなんだ……。
ルーカス:はっはっは。カバー役の辛さと楽しさを味わえ(笑)
私はかつて、《カバーリング》をするキャラクターをキャンペーンで使っていたのである。
pixivが分かる方は、「レイジの将来像」である。
GM:フォロー役のヒロイズムってのもあるさ。
フィル:では回復量を……(ダイスを振り)1(笑) 固定値合わせて10点回復。
GM:固定値の偉大さが……。
ノック:偉大すぎる……。
ルーカス:固定値は裏切らないぞ。
レオ:うんうん(笑)
フィル:「……よし、終わりました(ミスしかけたとは言えないな)」
レオ:「ありがとう!」
ルーカス:HPポーションは誰がもっとく? レオでいいかな。
一同:いいですよー。
ルーカス:じゃあレオ、所持品に足しといてね。
ノック:ところで、魔物の武器の類はもって帰っても売れないのかなぁ?
GM:んー、今回は価値無しってことで。
ノック:了解ー。
ルーカス:了解。残念だけど仕方ないね。
フィル:まぁ仕方ないかぁ。
ルーカス:この部屋は行き止まりか。「じゃ、さっきの部屋に戻って下(奥)に行こうか?」
テンスリット:「じゃね」
フィル:「ですね」
ノック:「ですねぇ」
レオ:「だな」
フィル:「そういえば、今気付いたんですが……」
ルーカス:「ん、どうかしたのフィル?」
フィル:「すごいどうでもいい話なのですが、私たちの仕事って調査ですよね。 ……見取り図とか面倒な物書かなきゃいけないとかないですよね……?(笑)」
ルーカス:(少し考えて)「うん。GMに言われてないから大丈夫だと思うよ」(笑)
ノック:「メメタァ」(笑)
フィル:「……GM?」
GM:崩壊しちゃえば、書くものもなくなるんじゃないかな……(ボソ)
ルーカス:「ゴホン。フィリスさんにも頼まれてないし、大丈夫だと思うよ」
ノック:「つまり焼き落とせばいいんですねわかります」
レオ:「なんかコイツらならホントに焼き落とせそうでコワイ」
フィル:そんな不穏な話をしながら奥へ行くということで。まる。
ルーカス:「……この樹はボクたちが倒しちゃうんだから、地図なんて必要にさせないよ」
GM:たくましい意気込みだな。では、奥の部屋だ。
* * *
GM:……さて、奥の扉を開くと、目の前に簡単な窓が見える。
ルーカス:(マップを見ながら)あ、円筒(笑)
ノック:あーここにつながってたのか。
レオ:エレベーター、ここに出てきたのか(笑)
GM:窓の向うにはラインの街並みが見える。部屋にあるのは上に続く階段、そして円筒だね。下の円筒に続いているように見える。
フィル:楽してズルしていただきかしらーってか。
GM:ぶっちゃけエレベーターの終着点です。
ルーカス:つまり、メタな話……「そろそろ本丸みたいだね!」
GM:おう。どうやら真上の部屋から強大な魔力が樹に流れ込んで、強制的に樹を成長させているようだ。何とかしないとやばいね。
レオ:「まぁ、いろいろ手に入ったし普通に登ってきて良かったんじゃないか?」
フィル:「あくまで調査でしたし。まぁ筒に入りたいという気にはなりましたが」
ルーカス:街的にはどうなのかっていう声もあるけど(ボソリ)。でもまあ、仕方ないね。先立つものは必要だ。
GM:まあほら、真相を示唆する資料も手に入ったし。
フィル:「しかし、ほー。色々興味深いですね、コレー」とエレベーターを見ながら。
ルーカス:なんかセージっぽいことを(笑)
ノック:「魔力で強制的に育ててるんですねぇ、樹がかわいそうです」とエルダナーンっぽいことを言ってみるテスト。
フィル:「むー魔力で、ですかー。となると魔術師かな…? んー分からないなぁ」と一人妄想タイム入ります。
GM:えー、ぶっちゃけると次でクライマックスです。
ルーカス:む。みんな、準備は大丈夫? あ、レオはポーション使っとかなくていいかな?
レオ:5点って大したことないと思います?
ルーカス:(少し考えて)ボクのを1本使っていいよ。どうせボクは戦闘中に使うヒマはないだろうし。
レオ:ではありがたく(ダイスを振る)。お、5! ぴったりやん(笑)
ノック:ピッタリンコ。
フィル:ジャストキル(←
レオ:「ルーカス、助かる」
ルーカス:「大丈夫ですよ。その分レオさん、頼りにしてますからね?」《蘇生》もあるにはあるけど、範囲攻撃を庇ったりするとレオは一気に減る可能性あるしね。
ノック:「頼りにしてます!」でないと死あるのみだし(笑)
レオ:「おう、がんばるぜ」
ルーカス:「……じゃあみんな、準備はいい?」
テンスリット:「おう、じゃよ!」
ノック:「大丈夫ですよ!」
レオ:「ああ!」
フィル:「……しかし、筒。筒の動力源が気になるなぁ…………」PL的にはいいけど、フィルは一人妄想タイムですから(一同笑)
GM:引きずってけ。
ルーカス:よし、んじゃ引っ張ってあがることにする。「ほらフィル、終わった後にゆっくり見ていいからねぇー!?」
フィル:「ふぇ!? そんなとこひっぱるな……ぅぃ!?」
ルーカス:首引っ張ってたのかルーカス(笑)
レオ:なんかその図を想像するとおもしろい……。
ルーカス:では、改めて。
「よし、それじゃあ行こう!」
ルーカスの声に4人がうなずく。そして5人は、目の前の階段を上っていく。
この事件に、終止符を打つのだ。
クライマックス01へ