◆ Middle 04 ◆ 奇襲!


GM:ではミドルフェイズ4シーン目。階段を上ったキミたちの耳に、羽音が聞こえてくる。
フィル:「……何かの羽音?」
ルーカス:これは妖精フラグじゃね?(笑)

過去にそういうことがあったのである。

GM:ついでに、くすくすと笑う声も降ってくる。
フィル:げー……。敵 フ ラ グ。
ノック:飛んでるってことは、飛行状態
ルーカス:ありえるなぁ……。嫌だ嫌だ。
レオ:ヒドイ。
テンスリット:ヒャー。
GM:見上げてみれば、一体の魔族がにやついた笑みを浮かべて、天井付近からキミたちを見下ろしている。
フィル:飛ぶ魔族……あー、アイツかぁ。
GM:魔族はニヤニヤした目つきでキミたちを見つめると、スッとキミたちへ指を向ける。
フィル:「ッ!? 来ますよ!」
GM/魔族:そして歌うように「焦ガセ焦ガセ、憎悪ノヨウニ。燃ヤセ燃ヤセ、怒リノヨウニ」そして指先に、ぼぅと赤い炎が灯る。
レオ:「……このままだと、燃やされるかもな」
GM/魔族:「灰ニシロ、《ファイアボルト》!」
ノック:まさかの!(笑)
GM:炎が爆発的に膨れ上がり、キミたちに向かって放たれる!
ルーカス:「て、敵意むき出しだよッ!?」
フィル:不意打ち扱い!?
GM:今のは威嚇射撃だったようだ。キミたちの足元で爆炎がはじける。ということで、戦闘です。
ノック:おーけー!
テンスリット:こえぇ。かわいいくせにこえぇ。

外見が意外とかわいかったのである。

GM:キミたちは1エンゲージ。魔族との距離は10mだ。
ノック:「魔族まで出てくるとは。妻がいる可能性がより上がりましたね!」暴れてる的な意味で(一同笑)
レオ:「あっちはやる気満々のようだな」
GM:ちなみに、床には何やら乾いたようなトラップの痕跡がある。下の装置を解除してきたから影響ないけどね。
フィル:そういうことか!
ルーカス:ここのトラップだったのか……。
テンスリット:おお……。
ノック:テンスリットのおかげで!
ルーカス:あぶなかったー。コワイコワイ。相手は飛行状態で床系のトラップだったんかい。
フィル:つまり、さっき解除できてなかったらここでトラップで苦戦してたと?
テンスリット:よかったー!
GM:では、実際の戦闘処理に入っていくよ。


     ***   第一ラウンド   ***


GM:まずはセットアッププロセス。こちらは行動なしだ。
ルーカス:こちらもなしだな。一人をのぞいて!
フィル:はい。行動します。
GM:了解。ではフィル、セットアップの行動をどうぞ。
ルーカス:エネミー識別頼みます。「フィルッ!」
フィル:さて、では敵さんの正体を暴きますか。「了解! 《エンサイクロペディア》!」まあ、PLは分かってるけど。
GM:では、エネミー識別判定をどうぞ。
フィル:よいしょ(コロコロ)、と。14!
GM:む、正体が分かった。

フィルの知識が、目の前にいる敵の正体を見破る!
蝙蝠の羽をもち、火の球を飛ばして攻撃してくる下位魔族、インプだった!

インプ

フィル:「インプですね。メジャーな低級魔族です。魔法と《飛行能力》にご注意を」
ノック:「あの魔術、私と同程度の威力ですね」
GM:データ的には5D6点の<火>属性魔法ダメージ。
レオ:ひえぇ。
テンスリット:こえぇ。
ルーカス:ううむ、やっぱり《飛行能力》もってたか。「魔族の中じゃ弱い方だけど、油断しないでね、みんな!」
テンスリット:「了解じゃよ! こわいこわい!」
レオ:「了解!」怖いけど、でも魔法使うなら……防御は紙?
ノック:「さぁ、れっつふぁいと!」
GM:ではイニシアチブからメインプロセスへ。まずはテンスリットから。
テンスリット:また何かあるかもしれないし、待機!
GM:次はノックとレオとインプが同値。基本的にエネミーは後行動なので、そちらが先で。
ノック:「レオさん、どうぞ!」
レオ:「や、ここは護りに徹する!」
ノック:おっけー。ではいつも通り本気で。マイナーで《マジックサークル》メジャーで《ファイアボルト》!
レオ:奥さん直伝の!(笑)
ノック:命中判定は魔術判定なので(コロコロ)……15!
GM:よけるぞー! 出目は7! 回避失敗だ。あぅ。
フィル:Hit!
ノック:ではダメ―ジ! (コロコロ)うーん、振るわないなぁ。<火>26点ダメージ!
フィル:振るわない……だと^q^
ルーカス:あのダメージで(笑)
GM/インプ:痛いからノックに仕返しだ!「灰ニシロ!」《ファイアボルト》で攻撃! (コロコロ)命中判定17!
ノック:「年寄りにはつらいですねぇ」(コロコロ)回避失敗! 「腰が!」
レオ:腰(笑)
GM:ではダメージ!
ノック:アウアウアウ。
ルーカス:レオさん!
レオ:「そうはさせない」ということで《カバーリング》!
ノック:「キャーレオサンー!」
ルーカス:この似非老人!(笑)
GM:ではダメージはレオに。(コロコロ)<火>属性20点の魔法ダメージ! 弾ける爆炎がレオを襲う!
フィル:《プロテクション》しましょうか?
ルーカス:(少し考えて)んー……いいな。敵は一体だし。【MP】の効率を考えて、あとで《ヒール》にしよう。
フィル:了解。
レオ:では、【魔法防御力】で5点弾いて15点ダメージ。「ふぅ、熱ッちー!」
GM:炎の向こうから、少し焦げたレオの姿が。くそう、余裕ぶってやがる!
ルーカス:次はボクたちの番だね。フィル、先でいい?
フィル:どうぞどうぞ。先に動いても特にうまみなし。
ルーカス:了解! では、爆炎が舞うその脇をインプに向かって駆ける!
GM:くるなくるなー。
ルーカス:マイナーアクションでインプの元へ移動、メジャーアクションで攻撃する!
GM:こーい。
ノック:「ギルドマスター殿! レオさんのかたきを!」
レオ:「かってに殺すなー」
ルーカス:「ハッ!」駆けこみつつ斬りかかる! 命中判定は……(コロコロ)16!
GM:回避は4+……(ダイスを振る)11!? 達成値15! なん……だと?
レオ:あぶない!
ノック:あぶあぶ。
フィル:きわどい。
テンスリット:せーふせーふ!
ルーカス:当たればこっちのもの! ダメージロール! (コロコロ)24点の物理ダメージ!
GM:斬ッ! 胴を薙がれ、片翼を落とされてインプは地面に落ちる。残りHPは0だ。
フィル:「いやー、人が多いと何もしなくていいから楽ですね」
GM:んー、ノックの魔術はホントに脅威だな。
レオ:さすが奥さんの。
ルーカス:とどめをさしてもこの扱い……「ボク、正直いらない子?」(笑)
フィル:ではルーカスに「ナイスキル」
レオ:「ナイス」
ノック:「GJ!」
テンスリット:「やったね!」
ルーカス:みんなのやさしさが(笑)
GM:ということで、お楽しみタイムだ。
ルーカス:あー、ドロップ品。……振るの俺、か。
GM:キミはフェイトを使ってもいいし使わなくてもいい。
ルーカス:出目悪いからなぁ。マジで考えちゃうぜ(笑)
ノック:「いいものが拾えればいいのですが」見つめる。
ルーカス:どうなっても怒らないでね(笑)
レオ:何がでるかなー。
ノック:がんばれギルドマスター。やればできる。
ルーカス:ドロップひーん(コロコロ)。6……なんだか嫌な予感が。
GM:ん。焼けすぎ。斬りすぎ。何もでない。
レオ:あららー。
ノック:コゲコゲー。
テンスリット:残念。
フィル:「力みすぎるからそうなるんだよ、ルーカス」
ノック:「ギルドマスター殿、お肉は斬りすぎてはいけないのです」
ルーカス:「うぅ、なんかゴメン」
GM:では戦闘が終わったところで、一旦シーンを切るよ。

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